ふと立ち止まったとき、
「私ってなんなんだろう?」
そんな言葉が胸の奥からふっと浮かぶことがよくあります。
お母さんとして、妻として、
家族のために過ごしてきた毎日。
子どもの予定に合わせて動き、
家のことをこなし、
いつも誰かのことを考えている日々。
気づけば自分のことは後回しで、
『私自身の人生』はどこかに置いてきてしまったように感じることがあります。
子どもたちが小さかった頃は、
泣いたり笑ったり忙しかったけれど、
その全部が愛しくて、
今思うとあの時間は『幸せの絶頂期』だったのかもしれません。
大変だったはずなのに、
幼い手を握って歩いた日の温もりや、
「ママ、ママ」と寄ってきたあの瞬間は、
今の私には宝物のようです。
でも、子どもたちは成長し、
少しずつ私の手を離れ、
自分の世界を歩きはじめています。
嬉しいはずなのに、
胸の奥には言葉にできない寂しさが残りました。
末っ子はまだ小4で可愛いけれど、
この時間もいずれ消えてしまう。
そう思うと
「子育てが終わったあと、私には何が残るんだろう…」
そんな気持ちがふと湧いてきます。
もちろん、子育ての経験が残ったのは分かっている。
でも、同時に、
結婚前のキャリアも、
あの頃の自分の自信も、
どこか遠くへ流れてしまったような喪失感もあります。
疲れたな…と感じる日も増えました。
これからの私は、どう生きていけばいいんだろう?
そんな問いが胸の中に静かに積もっていきました。
主婦としての日々のなかで、私が消えていった
結婚してからの16年間、
私は家のことをほとんど一人でこなしてきました。
誰かに強制されたわけじゃない。
「私がやらなきゃ」という責任感が
いつのまにか習慣になっていたんだと思います。
家族のために動くのは嫌ではない。
むしろ幸せだと思ってきました。
でも、
気づけば私の一日は“自分の人生”ではなく、
“家族の予定とリズム”で埋め尽くされていました。
それが当たり前すぎて、
自分を見失っていることにも気づかないほどでした。
心がしんどくなって気づいた「変わりたい」という気持ち
ある日、家事をしている途中で突然涙が出そうになったことがあります。
理由なんてないのに、心がポキッと折れそうになって。
「なんでこんなに疲れてるんだろう?」
「私、何にこんなに頑張っていたんだろう?」
そんな疑問が、静かに静かに心に広がっていきました。
もしかして更年期?
それとも心の問題?
そんなふうに不安に思う日もありました。
でもその気持ちは、
“ダメになったサイン”じゃなくて
“もう少し自分を大事にして”という心の声だったのだと思います。
そして私は、小さく変わりたいと思いました。
小さな一歩として“記録すること”を始めた
大きなことはできなくても、
小さな一歩なら踏み出せる。
そう思って始めたのが「書くこと」でした。
日々の気づきや心の揺れ、
落ち込んだ日や嬉しかった瞬間。
それらを言葉にしていくと、
不思議と心が軽くなるのを感じました。
その頃、気持ちを整理するために買った「Pure Life Diary」という手帳も、私にとっては大きな支えになりました。
1日の小さな気づきを書き留めたり、
自分の感情と向き合う時間を作ることで、
心が整っていく感覚がありました。
忙しい日々の中で後回しになっていた「私自身」を、
すこしずつ取り戻していくためのきっかけになったと思っています。
書くことで、
自分の気持ちを初めて自分で受け止めることができた気がしたのです。
「私もがんばってる」
「ちゃんと生きてる」
そんな小さな肯定感が、ゆっくり戻ってきました。
このブログで伝えたいこと
このブログは、
ただの主婦の記録ではなく、
アラフィフになった私が
“もう一度自分を取り戻していく過程”を綴る場所です。
・心の整え方
・暮らしの工夫
・自立への小さな準備
・子どもと向き合う日々
・年齢と共に変化する心と体
これらを通して、
「私にも何かできるかもしれない」
「私の未来はまだ作れる」
そう思えるようなヒントを届けたいと思っています。
同じように感じているアラフィフ女性へ
完璧じゃなくていい。
落ち込む日があっていい。
何もしたくない日があっていい。
それは弱さじゃなくて、
長い間がんばってきたあなたの心が
「ちょっと休ませて」と言っているだけ。
もしあなたが今、
少しだけ孤独を感じていたとしても、
このブログを読んで
「同じ気持ちの人がいるんだ」と感じてもらえたら嬉しいです。
私はまだ途中だけど、
一緒にゆっくり、前へ進んでいきましょう。
最後に
子育てが落ち着き始めた今だからこそ、
もう一度私自身の人生を育てていきたい。
このブログは、
私の心を整える場所であり、
同じように揺れる誰かの心が少し軽くなる場所でもありたい。
これからの未来を、
一緒に作っていけたら嬉しいです。


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