「くもん、やりたくない…」
うちの息子は“やめたい”とは言わないけれど、毎日のようにそう公文をやりたくない行動と雰囲気を出します。
宿題を隠したり、やったふりをしたり、「プリントがない」と言い訳をしたり。
親としては「お金払ってるんだからちゃんとやってよ!」と思うけれど、
子どもには子どものやりたくない理由がちゃんとあるんですよね。
でも、親としてはやっぱり「やめさせたくない」。
なぜなら、公文って続ける力を育てる学びだし、学力がある子は公文出身の子が多いのを聞くと公文はやってほしいと思うんです。
正直、息子の公文についての悩みが完全に解消されたわけではありませんが、
今は少しずつ「こうすればできるかも」と感じた工夫を取り入れながら続けています。
この記事では、同じように、「公文を続けさせたいけど、親子でイライラしてしまう…」という方に向けて私自身の体験をもとに無理なく続けるための工夫をお伝えします。
子どもが「やめたい」と言う理由は、やる気がないからじゃない

くもんって、1日5枚のプリント。
大人から見れば「それくらいすぐ終わるでしょ?」って思いがちだけど、
子どもにとってはそれがなかなか大変なんです。
正直、自分が子どもの立場でも、毎日公文を続けるのは“つまらない”と思う。
楽しい遊びやゲームのほうが魅力的だし、
「地味」
「単調」
「終わりが見えない」
と感じてしまうのも無理はありません。
でも、この地道な積み重ねの中で身につくのが計算力と書く力。
AIが進化して「計算しなくていい未来」になっても、
いやなってしまうかもしれないこそ、
自分で考えることのできる読み書き計算力の基礎力はつけて生き残ってほしいと思うんです。

だからこそ、親としては「ここだけは続けさせたい」!!
子どもが「やめたい」と感じる理由は、単純に“やる気がない”わけではありません。
主な理由を挙げると、こんな感じです。
- プリントが単調で“おもしろくない”
- 「できない問題」が出てくると急にやる気が落ちる
- 「遊びたい」が勝ってしまう
- 親から「やりなさい!」と何度も言われるのがストレス
- 学校や習い事で疲れていて集中できない
つまり、「やりたくない」よりも「疲れた」「つまらない」「怒られたくない」という気持ちのほうが強い。
だからこそ、怒るより『寄り添う工夫』が大切なんです。
親ができる3つの続けさせる工夫


毎日続けるって、やっぱり大変ですよね。
子どもがやりたくない気持ちもわかるし、親も仕事や家事で疲れている。
でも、“やらせる”より“続けられる環境をつくる”ほうが、ずっと大切なんだと思うようになりました。
ここからは、私が実際に試してみて「これなら続けられそう」と感じた、
3つの小さな工夫をご紹介します。
① タイマーで「集中時間」を見える化する
子どもは「どこまで頑張ればいいか」が見えないと、すぐに飽きてしまいます。
うちでは、タイマー付きクロックを使っています。
「10分だけ集中してみよう!」と声をかけると、息子が自分でタイマーをセットします。
「今日は15分にしてみようかな」と、少しずつ自分で時間を決められるようになりました。
短時間でも「できた!」という成功体験が増えると、自己効力感が育ちます。
タイマーを“ゲーム感覚”で使えるのもポイント。
キッチンタイマーよりも、自分専用のものを持たせると嬉しそうに使ってくれます。
② 終わったら“確認”ではなく“共感”を
「ちゃんとやった?」「ここ間違ってるよ」ではなく、
「ここまで頑張ったね」「続けられてえらいね」と声をかけてみましょう。
子どもは結果よりも“過程を認めてもらう”ことでやる気が出ます。
公文の目的は「完璧な点数」ではなく、「続ける習慣を身につけること」。
たとえ5枚中3枚しかできていなくても、
「3枚も頑張れたね」と伝えることで“次につながる意欲”が生まれます。
③ 一緒にやる日をつくる
毎日付き合うのは大変でも、週に1回でも“横で一緒にやる”日を作るのがおすすめ。
「今日はママも本読むから、一緒に静かに頑張ろう」と声をかけるだけで、
子どもの集中力がぐっと上がるんです。
「見られている」ではなく「一緒にいる」という安心感。
それが、子どもの“頑張る力”を支えてくれます。
続けることの意味は、“習慣を育てること”


勉強の内容よりも、「やることを決めて、毎日少しずつ積み上げる」こと。
それが一番大切だと感じています。
「今日は1枚だけ」「明日は3枚」と少しずつでも続けること。
やめてしまうより、“細く長く続ける”ほうが圧倒的に力になります。
「やらない日があっても、また戻れる」
そういう柔らかい継続を、親が見守ることがいちばんのサポートだと思います。
まとめ|公文を続けるコツは“親のゆるさ”にある
公文を続けさせるには、子どもに厳しくするよりも、親が柔らかくなることが近道です。
「できない日があってもいい」
「続けようとすることがもう立派」
そう思えたら、親もラクになります。
公文をやめたくなるのは、サボりじゃなく“成長のサイン”。
壁を感じたときに、どう寄り添えるかが大事なんです。
そして、もし本当に続けられない時期が来たら、無理せず休むのもOK。
大事なのは、勉強そのものよりも「学ぶ姿勢」を失わないことです。
あなたの子どもも、きっと少しずつ“できる力”を育てています。
焦らず、ゆるやかに見守っていきましょう。
\\公文について悩んだときに助けてくれた本です//











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