年が明けると「初詣行かなきゃ」と思うけれど、
心のどこかでこう感じる人も多いのではないでしょうか。
「寒いし、人が多いし、正直行きたくない…」
行けば神様に新年の挨拶ができた気持ちでスッキリするのは分かっている。
けれど、毎年の人混みや渋滞、寒さ、そして家族の準備…。
「行かなきゃ」と思えば思うほど、心が疲れてしまう。
そんなあなたに伝えたいのは――
「行かなくても大丈夫」ということ。
神様は、遠くの神社だけにいるわけではありません。
日々を大切に過ごすその気持ちこそ、いちばん尊い“お参り”です。
この記事では、
「初詣に行かない選択をしても心がすっきり整う」
そんな穏やかな新年の迎え方をお伝えします。
初詣に行きたくない…そう思うのは悪いこと?

お正月の神社って、どうしても混みますよね。
私は毎年、「行けば気持ちがスッキリする」と思いつつも、
実際に行くとなると気が重くなってしまいます。
寒い・混む・疲れる…正直しんどい
うちの場合、氏神神社までは車で行く距離。
また、崇拝している神社も車で30分ほどの距離。
でも、有名な神社ほど駐車場がいっぱいで、
やっと見つけたコインパーキングはお正月料金でびっくりするほど高いんです。
遠くに停めれば歩くだけで寒いし、帰りはぐったり。
せっかく新年を気持ちよく迎えたいのに、
疲れがどっと出て「なんのために行ったんだろう」と思ってしまうことも。
それ以来、私は“無理して行かない”という選択をするようになりました。
「行かないと縁起が悪い」という思い込み
昔から「初詣に行かないと一年の運気が下がる」
そんなイメージを持っている人も多いと思います。
でも、神様は“心”を大事にしてくださる存在。
「寒い中、無理をして行くこと」よりも、
「感謝の気持ちをもって日々を過ごすこと」のほうが、きっと喜ばれるはずです。
年齢とともに、“静かな時間”を大切にしたくなる
若いころは「初詣=イベント」だったけれど、
50代が近づいてくると、人混みや喧騒よりも
“静かな時間”を求めるようになりますよね。
家族や自分のこれまでの1年をゆっくり振り返る時間。
その方が、心が整って、清々しい気持ちで新年を迎えられる気がします。
初詣に行かなくても大丈夫な理由
「でも、やっぱり行かないと縁起が悪いかな…」
そんなふうに感じている人も多いかもしれません。
SNSを見れば、家族で神社に行っている投稿ばかり。
なんとなく“行かない自分”に罪悪感を覚えてしまう——。
でも大丈夫です。
初詣は、行くことそのものより「気持ちを整えること」のほうがずっと大切。
あなたの心が落ち着く形で新年を迎えるなら、それが一番の初詣なんです。
神様は「心」でつながれる
神社に行くことが目的ではなく、
“感謝を伝える気持ち”がいちばん大切。
どこにいても、手を合わせて「今年もよろしくお願いします」と心で伝えれば、
その思いはきっと届くはずです。
感謝や祈りは場所より気持ち
家族の健康や自分の努力を振り返って、
「よく頑張ったな」と労うことも立派な祈り。
場所にこだわらなくても、心が整えばそれで十分です。
お正月は「自分を整える時間」にしてもいい
年末年始は何かと気ぜわしくなりますよね。
でも、誰かのために動くばかりではなく、
「今年の自分はどう過ごしたいか」を静かに考える時間も大切です。
初詣の代わりに家でできる開運習慣

行かない選択をしたとしても、
新しい年を気持ちよく迎える方法はいくらでもあります。
たとえば、家で静かに温かいお茶を飲みながら、
「今年も無事に年を越せたなぁ」と自分や家族を労う時間をつくるだけでも、
それは立派な感謝のお参りです。
大切なのは、人が多い場所に行くことではなく、
自分の心を整えること。
実は、家の中でできる小さな習慣にも、
神社に行くのと同じくらい、心をリセットする力があります。
そこで次に、
「初詣に行かなくても運気が上がる、おうちでできる開運習慣」
を紹介します。
玄関を整えて「気の通り道」をつくる
玄関は、幸運の入り口といわれています。
年末までに靴をそろえてほこりを払い、明るい照明にするだけで運気も気分もアップ。
小さな花やお気に入りの香りを飾っても◎。
ただし、お正月は掃き掃除やほこり払いは、やらない方がいいとされています。
せっかく来てくれた神様を追う払うことになってしまうからだそうです。
お茶をいれて、静かに感謝を言葉にする
温かいお茶をいれて、家族や自分に「ありがとう」と伝える時間を。
それだけでも心がスッと落ち着きます。
行列の中で手を合わせなくても、感謝の気持ちは同じです。
お気に入りの香りや花を飾って空気を変える
アロマやお香、季節の花など、好きな香りを部屋に漂わせるだけでも
心の切り替えができます。
「自分の機嫌は自分で整える」
――そんな新年の始め方もいいですよね。
神棚がある家は“家でごあいさつ”も◎
神棚があるご家庭なら、初詣の代わりに
「いつも見守ってくださってありがとうございます」と手を合わせるのも素敵です。
お札を新しくしたい場合は、混雑が落ち着いた時期に神社へ。
新しい年の神様をお迎えして、気持ちを新たにスタートできます。
行かない選択が、私には心地よかった理由

「初詣は行かなきゃ」と思っていたころは、
人混みや準備で疲れきってしまっていました。
でも、行かない年を過ごしてみると、
家族とゆっくりお雑煮を食べたり、
静かに音楽を聴いたりする時間が本当に穏やかで――
これもいいなと心から思えたので、正直初詣に行きたくないと思うのであれば行かない選択も悪くないですよ。
まとめ
初詣に行かないのは、「怠け」でも「信心がない」でもありません。
それは、自分のペースで新年を迎える“やさしい選択”。
どんな形であっても、感謝の気持ちをもって過ごせば、
それが一番の“開運”になるのだと思います。
混雑も寒さも気にせず、
自分の家で、静かに心を整えるお正月――
そんな時間を、あなたにも味わってほしいです。

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