子どもには「スマホばっかり見てないで!」って言うのに、
気づけば自分も同じようにスマホを見ている。
そんな瞬間、ありませんか?
私もそうでした。
SNSを開いて、ニュースを見て、気づけば30分。
子どもが学校へ行っている間は、YouTubeとかTikTokを見てしまうとエンドレス・
「これはいけない」と思いながらも、なぜか手が伸びてしまうんですよね。
用もないのに画面を開いて、脳がどんより疲れるあの感じ。
子どもが帰ってきてしまうと、何もやっていない自己嫌悪とまだスマホをみていたいという思いが混ざってイライラしてしまったり、自分で自分がコントロールできない感じいになる。
親でもこうなんだから、もし子どもが同じように使ったら…と思うと、正直ちょっと怖くなります。
この記事では、そんな自分を責めずに、スマホとの付き合い方を整える方法をお話ししていきます。
子どもにスマホ注意しながら、自分も見てしまう理由
「ちょっとだけ」「休憩のつもり」が、いつの間にか1時間。
気づけば、食器も洗ってないし、洗濯物もそのまま。
スマホって、本当に魔法のように時間を吸い取りますよね。
でも、それは意志が弱いからではありません。
人間の脳は“報酬”を感じる瞬間が好き。
SNSの「いいね」や動画のサムネイル、LINEの通知音……それらはすべて、脳の“ドーパミン”を刺激して「もっと見たい!」を作り出す仕組みなんです。
つまり、あなたが悪いんじゃない。
スマホが“脳を惹きつけるように設計されている”からなんです。
「スマホ脳」という本でも書かれていますが、スマホを見るたびに脳は小さなストレスと快感を繰り返して、
結果として“何もしていないのに疲れる”状態を作り出してしまうそうです。
朝起きてすぐスマホを開くだけでも、脳は一気に情報にさらされて、
一日のスタートからすでに疲れていることも。
罪悪感を感じたら、まず“否定しない”
スマホを見すぎて「またやっちゃった…」と自己嫌悪になること、ありませんか?
でも、そのたびに自分を責める必要はありません。
それは“怠けている親”じゃなくて、“頑張りすぎてる親”なんです。
子育ても家事も、毎日いっぱいいっぱい。
ようやくできた自分の時間に、ただスマホを見てぼーっとする――
それは一種の「休憩」なんですよね。
だから、まずはこう言ってあげてください。
「あ、疲れてたんだな。ちょっと休もう」
スマホを見ていたこと自体を責めるよりも、
“なぜそうしたのか”に気づくことが、次のステップにつながります。
親のスマホとの向き合い方|3つの整えステップ
「じゃあ、具体的にどうしたらいいの?」って思いますよね。
「もうスマホ見ない!」と決意しても、三日坊主で終わってしまったり、
できなかった自分を責めてしまったり…私も何度もくり返しました。
だからこそ、大事なのは“きびしいルール”ではなく、
ゆるく続けられる小さな工夫から整えていくこと。
ここでは、今日からできて、子どもの前でも無理なく続けられる
スマホとの付き合い方を、3つのステップにまとめてみました。
① 朝だけはスマホを見ない
朝起きてすぐスマホを開くと、脳が一気にフル稼働します。
寝ている間に“静かになっていた思考”が、いきなり現実世界の情報に押し流されてしまう。
結果、1日の集中力が下がり、常に落ち着かない状態になるんです。
試しに、朝だけはスマホを見ないで過ごしてみてください。
カーテンを開けて深呼吸する、白湯を飲む、手帳を開いて今日の予定を書く――
それだけでも心が整います。
② 見る時間を決めておく
“使いすぎ”を防ぐには「ルール」ではなく「枠」を決めるのがおすすめ。
たとえば、
- SNSは昼食後の15分だけ
- 夜9時以降はスマホをリビングに置く
というように。
アプリ制限をかけるより、「この時間だけ見る」と自分で選ぶ方がストレスが少なく、続けやすいです。
③ 見せ方を変える
「スマホ=悪」ではありません。
使い方次第では、親子のコミュニケーションのきっかけにもなります。
たとえば、子どもと一緒にレシピ動画を見て料理してみる。
天気アプリを一緒にチェックして「今日は傘いるね」と話す。
“共有”のツールとして使うと、罪悪感がぐっと減ります。
子どもに「スマホと上手に付き合う背中」を見せよう
親がスマホを手放せない姿を見て、子どもは何を感じているでしょうか?
「お母さんも見てるじゃん」と言われると、正直ぐうの音も出ない。
でも、それは悪い見本ではなく、一緒に学べるチャンスです。
「お母さんも見すぎちゃう時あるんだよね。だから一緒に決めようか」
こんな風に、完璧な親でなくてもいい。
子どもと同じ立場に立って“どう使えば心地いいか”を一緒に考えるだけで、
家庭の空気は驚くほど変わります。
まとめ|「スマホをやめる」より「自分を整える」
スマホを使いすぎてしまう自分を責める必要はありません。
それは“怠け”ではなく“疲れのサイン”。
大切なのは「やめること」ではなく、「整えること」です。
朝の5分をスマホ以外に使う。
見る時間を区切って“メリハリ”をつける。
子どもと一緒にルールを作る。
その小さな積み重ねが、
あなた自身の穏やかな時間と、子どもの健やかなスマホ習慣を育てていきます。
スマホは、悪者じゃない。
ただ、私たちの“時間”と“心”をどう守るかを教えてくれる、
現代の鏡なのかもしれません。
あなたのペースでいいんです。
完璧じゃなくて大丈夫。
今日もまた、スマホを置いて深呼吸してみましょう。


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